清水へ参る道 Approaching Kiyomizu

いづれか清水へ参る道京極くだりに五条まで(中略)御前に参りて恭敬礼拝して見下ろせば			この滝は様がる滝の興がる滝の水

平安時代の歌謡には、庶民が清水寺への参詣路を楽しむ様子がいきいきと歌われています。778年の開創から今日にいたるまで、清水寺は「音羽の観音さん」と呼ばれて広く親しまれてきました。観音さまとの向き合い方はさまざま。一日を無事に過ごすことができた感謝を。遠く離れた家族の健康を。いつまでも穏やかな時代が続くことを。つらいこともうれしいことも。あるいは、なにもなくとも手を合わせる静かな時間です。音羽の滝で身を清めたら、音羽山の空気を胸いっぱいに吸い込んで気持ちをあたらしく。そんな風景も、きっと平安の頃と変わらないのでしょう。日々のあり方を考えるとき、思い浮かべるのは、清水に参る道。音羽山の門は、いつもあなたに開かれています。